包茎と年齢の関係は?

男児・成長期・成人・シニアの包茎について解説します

包茎と年齢の関係は?【専門医が解説】

包茎手術には、様子を見るべき段階と即時手術が必要な段階が年齢によって存在します。包茎をいつまでに治療するべきかを知ることで、現在の包茎の状態が「安心できる状態」なのか、「リスクのある状態」なのかを判断することができます。
ここでは包茎手術を受けるべき年齢や、包茎手術の必要性についてご紹介いたします。

包茎は大人になって治る?【専門医が解説】

男児の赤ちゃんのほとんどは仮性包茎もしくは真性包茎です。もし真性包茎であっても、幼児期や学童期に成長するにつれて、陰茎の皮は徐々に伸びやすくなり、手で引っ張れば皮をむくことができる仮性包茎となります。思春期まで、少なくとも小学生の間は、包茎が仮性であっても真性であってもほとんど問題ありません。皮がむけない、包茎であるという理由だけでは、手術や特別な治療は必要ありません。
ただし、包茎が原因で不潔になり「亀頭包皮炎」を引き起こし、亀頭や包皮が赤く腫れている場合は、病院を受診する必要があります。

何歳まで手術すれば良い?【専門医が解説】

 

カントン包茎が疑われる場合は、年齢に関係なく早急に手術をしないと亀頭が壊死を起こす可能性があります。思春期以降で自分で剥くことのできない真性包茎の場合は、自分で治すことのできない状態ですので、なるべく早く手術をすることをおすすめします。2022年4月1日からの成人年齢の引き下げに伴い、親権者の同意書が廃止となり、当院での治療の対象は18才以上の成人となるため、未成年の方が治療を受けることはできません。
未成年の真性包茎やカントン包茎は泌尿器科で保険診療が可能です。親権者にご相談の上、受診をおすすめします。
自分で剥くことのできる仮性包茎の場合は、それほど大きなリスクがないため、手術をしないという選択肢もあります。不衛生により、パートナーを気遣って受診される方や、見た目が気になるために受診される方が年齢を問わず受診されます。

包茎手術の可否はいつまでに判断?【専門医が解説】

 

小学生くらいまでの包茎は、成長とともに自然に治る可能性があります。そのため中学、高校の成長期くらいから、包茎の状態を確認していく必要があります。生殖器が一気に成長する14、15才頃までは包皮を完全に剥いて亀頭をを完全に露出できる男子は少ないです。包皮が剥けないから子供の時に手術や治療は不要と考えます。
カントン包茎、真性包茎はどちらも放置すると多くのリスクがありますので、判明した時点で手術をおすすめいたします。成人以降の仮性包茎の場合は、感染症などがない限りは手術をしないという選択肢があります。
しかし、ペニスの見た目に対するコンプレックスや温泉などで他人に見られる事への抵抗感などの心理的デメリットがあるため、少しでも気になるようでしたら当院の様な男性専門クリニックに1度ご相談されることをおすすめします。

小児の包茎【専門医が解説】

悩み

・剥いたりしない方が良いのか
・排尿時におしっこが皮の中に溜まることがある
・皮の下に黄色いかたまりのようなものが見える(恥垢)

小児の包茎について

生まれたばかりの男児の大部分は「真性包茎」であり、皮を引っ張っても剥くことができません。しかし、幼児期や小学生になると、ペニスの皮は自然に柔らかく伸びるようになり、おおよそ半数の子供たちは手で皮を剥けるようになります。ただし、普段は意識して皮を剥く必要はありません。ほとんどの子供たちは常に皮がかぶっている状態ですので、カントン包茎などの痛みが伴う状態でなければ手術の必要はありません。
また、包皮の先端の穴が非常に狭く排尿時に尿が溜まって膨らんでしまうことがあります。程度によりますが健康を害することはありません。

【恥垢(ちこう)について】

ペニスの先端部分で、包皮と亀頭の間に黄色い塊が透けて見えることがあります。これは包皮と亀頭からの分泌物であり、恥垢と呼ばれます。恥垢は何となく不潔な印象を与え、取り除かなければならないと思われるかもしれません。しかし、恥垢には細菌などは付着しておらず、成長に伴い包皮が自然に剥がれて排出されるため、特別な処置は必要ありませんのでご安心ください。

大人の包茎【専門医が解説】

悩み

・人に見られるのが恥ずかしい
・性行為に自信が持てない
・ニオイ、衛生面に不安がある
・包皮を剥いたら痛くなる

大人の包茎について

成人後、男性のペニスの成長は停止し包茎の自然な改善が期待できなくなります。男性の中には包茎を悩みの種と感じる方が多く、包茎が原因で女性とのトラブルや精神的なショックを受けると、勃起不全(ED)のリスクもあります。成人男性の場合、包茎の治療はできるだけ早く行うことが理想ですので、専門医にご相談されることをおすすめします。

シニアの包茎

悩み

・介護や手術が必要になった場合に恥ずかしい
・自分のペニスに自信が持てない
・ゴルフや温泉に行く際や、孫と一緒にお風呂に入る際に見られたくない

シニアの包茎について

さまざまな要因により、シニア世代の方々が包茎手術を受けるケースが増えています。これは豊かなシニアライフや快適な介護生活を追求するための一環です。 当院では、多くの老人性包茎や糖尿病に関連する包茎の治療経験があります。診察カウンセリングは無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。50代や60代の方々もまだまだ元気な時期です。若い頃のようなペニスの状態を取り戻し、お悩みを解消し、男性としての自信を取り戻してみませんか。また、希望に応じてED薬の処方も行っております。

総院長からのメッセージ

総院長メッセージ
MSクリニックは男性専門のクリニックであり、医療法人社団として認可を受けています。
私たちは、「人を思いやる心こそ、医療のバックボーンである」という信念を掲げ、日々努力しています。
医師を始め看護師、全ての職員が「患者様ファースト」の心で、一つ一つ丁寧に対応して参ります。
患者様がご希望される治療メニューや治療内容、そのうえで患者様お一人お一人に合った最適切な治療内容をご提案させていただきます。治療は誰もが不安になります。当院では安心していただくために、治療前に分かりやすく丁寧なご説明を心がけており、患者様がご理解ご納得、合意しないまま治療を行うことは絶対にありません。治療費用についても全ての治療内容が確定して患者様に合意いただいた後、お支払いいただくため、治療後にお支払額が異なることもございません。
当院に受診された全ての患者様が笑顔になっていただくために、質の高い医療を提供し、多様化するニーズにも臨機応変に対応し、医療の無限の可能性を追求し続けます。

本ページの監修医師

医療法人社団 清佑会
MSクリニック総院長
医学博士 葉山 芳貴

医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)

1996年3月 私立甲南大学理学部生物学科卒業
2002年3月 私立聖マリアンナ医科大学卒業
2002年5月 第96回医師国家試験合格
2008年3月 私立大阪医科大学大学院卒業
2008年4月 大阪医科大学付属病院勤務
2015年7月 メンズサポートクリニック開設(現MSクリニック)
2020年4月 医療法人社団清佑会理事長就任



医療法人社団 清佑会
MSクリニック大阪 院長
鳥羽 洋輔

医師免許(医籍登録番号:559547)

2019年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
2021年 美容皮膚科クリニック 勤務
2022年 MSクリニック 勤務